29歳バイが考える女性との恋愛について

なんか最初の自己紹介が固すぎのでもっと気楽に書こう。

元々ブログは大学生の時に毎日書いていたので文章を書くことは嫌いでは無い。

 

さて、タイトルの通り女性についてだ。今現在、俺に彼女と言える存在の女性はいない。というかここ2年いない。

 

最後に彼女がいたのは27歳の夏だ。

当時の彼女は大学の頃から好きだった女の子で、3回告白して知り合って9年目にしてようやく掴んだ最愛の人だった。

彼女とは結婚もしたかったし、ようやく自分も落ち着けるという未来が見えて安心したものだ。

 

だがその恋愛は長くは続かなかった。

半年後、「彼氏としては見れない」という冷たい文章がLINEで送られてきて、俺のはかない恋は終わった。彼女とは長く友人関係であったのだが、それを以来、連絡も取らなくなり、友人関係にすら終止符が打たれた。

そして彼女はコロナの自粛が始まった頃の今年三月、インスタで俺とは全くタイプの違う、髭を生やした元ラガーマンのような男との婚約を発表していた。

 

実は付き合っていた半年間でも、彼女と会えたのはたった3回だけだったのだ。

彼女とは遠距離恋愛であった為、気軽に会えるという距離感ではなかった。

 

俺が早く会いたいという気持ちで連絡はするものの、彼女は忙しいを理由にして中々会ってくれなかった。

 

当時、彼女が自分に対して好きという感情を持っていないことは自分も気付いていた。3回も告白してくるのだから、1回付き合ってみるかといった感じでOKしてくれただけだったのだ。

 

だが当時、そんな彼女を俺は変えてみせると意気込んでいた。次はいつ会えるのかと積極的にアポを取ろうとするが、「好きでは無い男の前では忙しくなる」という女の典型的な拒絶によって、デートすらほとんど出来ず、俺の恋は終わった。無情にも、友人の結婚式の当日に別れのLINEは届き、友人が幸せ絶頂の中、より惨めになったその日のことは忘れることはないだろう。

 

この経験が自分の中で大きなトラウマとなった。どうせどれだけ好きになっても、向こうが俺のことは好きになんかなってくれない。そのような非モテのマイナス思考に陥ってしまったのだ。

 

もちろん付き合いたいと思った女の子はここ数年で何人かいたのだが、ことごとく自分が好きになる女の子は自分に振り向いてくれない。流石にこの状況が続くと、ますます自分のオスとしての魅力の無さが嫌になり、自信すらも消失していった。

 

高学歴・高収入・清潔感が揃っていれば彼女くらいできるだろう、と鷹を括っていたのだ。そんなしょーもない自分の考えに今となっては呆れるが、女性の気持ちを考えられず、ただ金でデート代だけ出してバイバイされる男なんて、都合の良い奴でしかない。

 

現に俺は「いい奴」として周囲から認識されている。身だしなみには気を使っているし筋トレもしているので容姿は中の上、関西人でそれなりに話せるのでコミュ力もある、独身で自由に使える金もあるので合コンにも誘いやすいといったところだろう。

 

しかし「いい奴」とは恋愛市場では最も危険且つ最悪なもので、「いい奴」=ただ「都合のいい奴」なのだ。

合コンに呼ばれるものの、お持ち帰りもできない。デートするものの、当日バイバイ。交際を申し込むものの、そこから発展できない。全て女性の中で「いい奴」から上のステージにあがれていないからである。

 

2年前のトラウマもあり、現に女性から嫌われることを恐れた俺は、今一歩踏み出すことが出来ずにいた。例え踏み出したとしても、それは女性の気持ちに寄り添ったアプローチではなく、ただ単に自己満足なアプローチでしか無かったのだと思う。

 

女性は感情で動く、恋愛ジェットコースターに乗りたい生き物であると共に、魅力のある優秀なオスと付き合いたいと本能的に思っているようだ。いい奴だけでいることはもうやめて、魅力的な男に今一度なりたいと強く思い、とりあえずジムで筋トレに励んで自信を取り戻そうとする29歳の夏が始まる。 

 

オリバー